天草出身のわたしは、今、甘木(福岡県朝倉市、筑前町・・・)の職場に勤務しています。
遠く離れた、この2つの地域。(天草市役所と朝倉市役所をグーグルマップで調べたら、184kmの距離)
離れているのに、言葉が似ているという話です。
天草と熊本市内
物理的な距離で言うと、同じ熊本県内の天草地域と熊本市内は近い。
でも言葉は、似ているんだけど違いも多い。
たとえば「あとぜき」という言葉は、「熊本県」では有名な言葉(方言)ですが、天草ではさほど一般的ではありません。
九州の方言として象徴的な「ばってん」も、使うのは使うけど、変形してます。(過去記事「じゃばってんが」参照)
私の個人的な感覚だと、一般的に「熊本弁」として知られている言葉は、天草出身のワタシがしゃべる場合、少々余所行き(よそゆき、よそいき)にしゃべるという印象です。
それがそれが。
甘木の言葉は、天草の言葉にかなり近い。
なんというか、甘木でときどき、天草の子どものときのネイティブな方言がそのまま出てしまう、むしろその方が伝わるということが多い、という現実。
たとえば、「にき」。
仕事でお世話になっている、とある方とおしゃべりしていて、「にき」がその方から出てきました。
ビジネスの話をしていて、先方(私よりも10年以上は年長な方)から自然な会話で出てきました。
それ以前にも、私より5歳ほど年上の先輩社員との会話にも、同じようなことが頻発(いい意味で)してました。
さらには、天草の学校の1つ後輩。
彼のお母さんとは、小さいころからのお付き合いでしたが、つい数ヵ月前のこと。
「わたしは、甘木の出身なんだよ」と。
そのお母さんとの小さい頃からのことも含め、会話に違和感感じたことなかったけど、今もあらためておしゃべりして、なにも違和感なし。
これらのことから、甘木と天草は、言葉が同じなのではないか。
ということを感じた、冬の朝でしたよ。
まこて、たまがたった❗