熊本県天草地方の言葉を紹介すっぞ(紹介しますよ)

天草の言葉(方言)やら、風やら海やらを語り合いましょう。皆様からも天草の言葉の情報をお待ちしてます。

【悲報?朗報?】天草の美味しい食材が、全国にバレてしまった 鉄腕DASH

2023年10月。

本日放送された「鉄腕DASH」で、天草の美味しい食材が全国に放映されました。

舞台は、通詞島。

天草の、美味しい食材が全国にバレてしまいました。

 

 

ミナ

ミナ、ミナ買。

小さな巻き貝です。

正式名称は「酢貝」と言うんだそうです。

天草以外でも食されているらしく、

 

  • 兵庫県では「ハリガイ」
  • 千葉県では「イソモン」

 

と呼ばれているらしいです。

 

小さい頃からこれを食べて育ちましたので、これが味の中心になっているのかもしれませんが、ミナが一番美味しいと、私は主張します。

 

 

キダコ

キダコは、うつぼのことです。

名前の由来は、

 

  • 学名が「kidako」
  • 気が荒い「気猛」

 

諸説あるそうです。

 

 

これら以外に、

「キダコのヌタ」

も紹介されていました。

キダコはうつぼ、ヌタも「酢味噌」の別名として有名です。

 

また、

 

ぶたあえ

 

という料理も出ていました。

沖縄から伝わった豚肉の料理。ゴーヤチャンプルーが元らしいです。

豚が貴重だったため、タコで代用した。そのため「ぶたあえ」という呼称が残った、という紹介でした。

放送中、あるいは放送後、天草出身の方々とSNS等でやりとりしたのですが、多くの人たちが、呼称は別にして、似たような食べ物を経験されていました。

 

 

 

イルカウォッチングも紹介されていました。

出合える確率が90%以上とも言われる、天草の観光資源です。

 

 

 

小さい声で、ココだけの話。

TOKIOの元メンバー、Yくんの親御さんは天草の出身だったような気がします。

 

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甘木(福岡県)と天草(熊本県)の言葉が似ていることを実感する日々

天草出身のわたしは、今、甘木(福岡県朝倉市筑前町・・・)の職場に勤務しています。

遠く離れた、この2つの地域。(天草市役所と朝倉市役所をグーグルマップで調べたら、184kmの距離)

 

離れているのに、言葉が似ているという話です。

 

 

天草と熊本市

物理的な距離で言うと、同じ熊本県内の天草地域と熊本市内は近い。

でも言葉は、似ているんだけど違いも多い。

 

たとえば「あとぜき」という言葉は、「熊本県」では有名な言葉(方言)ですが、天草ではさほど一般的ではありません。

九州の方言として象徴的な「ばってん」も、使うのは使うけど、変形してます。(過去記事「じゃばってんが」参照)

 

私の個人的な感覚だと、一般的に「熊本弁」として知られている言葉は、天草出身のワタシがしゃべる場合、少々余所行き(よそゆき、よそいき)にしゃべるという印象です。

 

 

それがそれが。

甘木の言葉は、天草の言葉にかなり近い。

なんというか、甘木でときどき、天草の子どものときのネイティブな方言がそのまま出てしまう、むしろその方が伝わるということが多い、という現実。

 

たとえば、「にき」。

仕事でお世話になっている、とある方とおしゃべりしていて、「にき」がその方から出てきました。

ビジネスの話をしていて、先方(私よりも10年以上は年長な方)から自然な会話で出てきました。

それ以前にも、私より5歳ほど年上の先輩社員との会話にも、同じようなことが頻発(いい意味で)してました。

 

さらには、天草の学校の1つ後輩。

彼のお母さんとは、小さいころからのお付き合いでしたが、つい数ヵ月前のこと。

「わたしは、甘木の出身なんだよ」と。

そのお母さんとの小さい頃からのことも含め、会話に違和感感じたことなかったけど、今もあらためておしゃべりして、なにも違和感なし。

 

これらのことから、甘木と天草は、言葉が同じなのではないか。

ということを感じた、冬の朝でしたよ。

 

まこて、たまがたった❗

 

 

 

 

 

 

「とぜんなか」徒然草から今に伝わる言葉が、天草以外にもあっぞ

「とぜんなか」「とぜんなし」

 

と行でご紹介している、深海弁。

 

さびしい といった意味。

わが深海町では「とじんなか」と、少し変化します。

 

この「とぜんなし」が、ウィズニュースに紹介されていました。

以下のリンクをご覧ください。

 
 

小さい頃母から聞いていた「天草の言葉は平安時代から伝わっているものがあるらしい」というのは、どうやら本当だったみたいです。

 

平家が負けて、全国に逃げていった。その落人(おちゅうど、おちうど)から伝播していたとも聞いてました。

柳田国男柳田國男)の方言周圏論、興味深いです。

 

方言は深いです。

なくしたくないものです。

 

 

 

 

天草の言葉 「はひふへほ」篇

天草の言葉、「は」です。

 

 

 

言葉 意味 用例 補足
ぴしゃり ぴったり、そのとおり 「大きさのぴしゃりじゃったね」(大きさがピッタリだったね) 共通語(標準語)だとばっかり思い込んでましたが、通じないことがあったので載せました。
はがいか 歯がゆい 共通語(標準語)からちょっとだけ変化しただけで方言とは言えないかもしれませんけど、愛しい言葉なので掲載しました。
はねじご ツンと上向きのお尻 あん子は、はねじごやね(あの子のお尻はツンと上向きのお尻だね) 高校の同級生との飲み会で教えてもらいました。「じご」はお尻です。[さしすせそのページ](http://macdigi.hatenablog.com/entry/sashisuseso)もご覧ください。
ばちかぶる 罰があたる ほがんこっばせろば、ばちかぶっぞ(そんなことしたら、罰が当たるぞ) 方言とは言えないほど広いエリアで使われてる言葉だと思います。[goo辞書](https://dictionary.goo.ne.jp/leaf/dialect/3308/m0u/)には長崎弁と紹介されてます。
はっちょんがねうった びっくりする 「はっちょんがね」とはいったい何なんでしょう。深海の同級生たちだけではわからずじまい。誰か教えて!
鼻こず 鼻くそ
ぼんくら
ばか、アホ 「こん、ぼんくらは!」(このアホは!)
ひさしかぶり
久しぶり 深海弁を知らない人でも、意味が見当つく言葉ですね。深海以外の人は使いますか?
あきれる 同級生のSからもらった、「ば」シリーズ1。この「ば」は「ばっ」のように使います。
ばぁ
空気よめ 同級生のSからもらった、「ば」シリーズ2。
ばばばばば
びっくり 同級生のSからもらった、「ば」シリーズ3。「ば」シリーズは、もう深海でしかわからんやろ。抑揚とか使うタイミングとか、そんな要素でいかようにでも意味を持つって感じかな。
ほうて 這って 「ほうてしか歩けんごなったら、お前の世話になろて思とる」(這ってしか動けなくなったら、お前の世話になろうと考えてる) 用例の文章は、実家にいる私の母の口癖です。
ほげとる (穴が)あいている 「床がほげとったばな」(床に穴が開いてましたよ)
はよなー、はよのう おはよう
はりかく 腹を立てる 「ほがん、はりかくな」(そんなに腹を立てるな)
はわく ほうきで掃く
ひざんかっぷ ひざ、ひざがしら  「ひざんかっぷの、いたさー」(ひざが痛ーい)
ひゃる はいる 「はよ部屋にひゃれ」(早く部屋にはいれ)
ひゆ 労賃、日当 「ひゆも出しえんもん」(日当さえ出せない) 深海魚さんのHPでは「ひゆとり」も紹介されています。
ひょろ 食べ物、えさ 「にわとりにひょろどみゃやっとけ」(にわとりにえさでも与えておきなさい) 兵糧攻め」という言葉がありますが、兵糧が変化したものでしょうか。
べー うんこ、大便 「はよ、べーしてけ」(早くうんこしてこい)
ひっつる 捨てる  「もうねまったで、ひってんば」(もう腐ったから捨てなきゃ)  「いしつる 」と同じ。
ふんなら それじゃあ(また) 「ふんなら」(それじゃあまたね) 「ふ」と「ん」は区別して発音されず、実際はこの2文字を足して2で割ったような発音です。
ほがしこ それだけ
「どがしこ あっと?」(あとどれだけあるんだ?)
「もうほがしこ」(もうこれだけだよ)
ほびゃ ともだち 「どし 」「ちんぐ 」と酷似。これらの言葉に違いがあるんかなあ。
ほねんかいか もどかしい 骨がかゆい状態を表しているんでしょうね。粋な表現だなあ。
ひっちゃいかす 落とす 「ちゃいかす」も同義ですね。
ぴっしゃげる 平たくなる。押しつぶされる。 「ありゃ、ぴっしゃげてしもた」(あー、(押しつぶすか何かして)ひらぺったくなってしまった) 自動詞か他動詞か区別が難しいが、どちらでも使うんでしょうか。→他動詞「ぴっしゃぐ」を新たに加えました。「ひしゃげる」というのは割と一般的に(共通語として)使う言葉かな。
ぴっしゃぐ 平らにする、押しつぶす 「ほがん、ぴっしゃがんちゃよか」(そんなに押しつぶさなくてもいい) シルバーウィーク、実家で酒宴。その片付けでビールの空き缶をつぶしていたら、母から「(この町では)缶は押しつぶさないで回収する」という使い方の言葉として、左の話がありました。 “ぴっしゃぐ”は他動詞です。
はってく 行ってしまう。去っていく。 「あんわれは、はってかった」(あの人は行ってしまった)
ひらくち まむし まむしの頭は、他のヘビと違って平べったいので、「平たい口」から「ひらくち」となったという話を聞いたことがあります。 また「ひらくち」は「減らんくち(財布、仕事)」にもつながるので、“くちにあぶれない”、“お金に困らない”ということから、ひらくちの皮を財布に入れるというおまじないもあります。
びえん さしみ 天草んびえんが、いちばんうまか。(天草のさしみが一番美味いよ) 「びえん」は「ぶえん」(無塩)から変化したと言われてます。塩でしめなくてもいい、生の魚という意味のようですね。
 ほがん  それほどは〜 「ほがんはさむなかぞ」(そんなには寒くないぞ)。「ほがん言うな」(そんなに言うなよ。そんなに言うことないじゃないか) 「ほがん」は難しい。使われるシーンの違いで様々な意味、ニュアンスになります。
はんちゃ 大きい
ぼぼ セ●クス 下ネタの単語を記入すると、検索対象から外されるらしいので、一部伏せ字にしました。
べたんご 大便の容れ物 若い人はご存じないかもしれませんが、昔は大便・小便を肥料にしていました。広島に「正弁丹吾」という飲食店があります。最初にその店名を聞いた時「あれっ」と感じ、広島の人に、その意味や命名の由来などを聞いたら誰も知らない。そりゃそうです、超高級店だそうですから。(おじゃましたことないからわからない)たまたま、創業された方の本を読む機会に恵まれました。「人は毎日必ず小便をする。毎日、いつでもお店にお客様に来てほしい」という思いから店名を考えた、ということが書いてありました。

 

 

 

 

深海の写真を残す 2021/04/15 深海湾にイルカ

昨日、同級生のSが、写真を送ってくれました。

 

深海湾(グーグルマップより付近の地図の画像を拝借)に現れたようです。

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深海湾

 

 

そのイルカがこちら。

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深海湾のイルカ

 

 

天草のイルカといえば、イルカウォッチング。

天草市五和町という、深海町とは車で1時間は離れた場所から出港する船で観ることができるものですが、深海湾にも出現するんですね。

dolphincruise.jp

 

 

天草のイルカは定住しているらしいので、どこでも出現する可能性はあるのでしょう。

 

天草、イルカに興味のある方はぜひお越しください。

(かく言うわたしは、イルカウォッチング未経験です。)

 

 

 

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